青色【短編】



そんな毎日が続いて、
秋の風が
身に染みる季節。


「巧ちゃん、この問題って
何?
あたし次あたるかも
しれないんだよね。」


休み時間に、
巧ちゃんの席に
ノートを持って向かった。


すると、
返事がなかった。


「・・・あ。
ごめん。
聞いてなかった。何?」


と、どこかよそを
見ていたらしく
あたしが言ったことが
聞こえていなかった。

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