心のキョリは1センチ
バイト
私は、瀬戸 葵。

高校1年で、みんなからは
葵。って呼ばれている。

「葵、あんたそろそろバイト始めたらどうなの?」


気づけばもう夏休み。


私は隣の県の音楽専門の学校に通っている。

そのため、交通費、学費など、想像以上にお金がかかる。

だから、親もピリピリしていた。

「明日面接行くよ。
履歴書だって書いたしさ!!」

面接に向かうとこは、
家からいちばん近いところ。

主に、コンビニなどのおにぎりを作っている。

正直、今の自分には働ければどこでも良かったんだ。

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