心のキョリは1センチ
それから毎日一緒に帰った。

「葵、これ、あげる!!」

付き合って1週間経った日。

いつものように家まで送ってもらった。

ひろがくれたのは、
いつもひろがつけてるネックレス。


「え!?これ大切なものでしょ!?
私なくしちゃうし、いいよ!!(笑)」

でも、ひろは
私の首に手をまわしてネックレスをつけてくれた。


「これで俺に会えない日でも平気でしょ!?
俺はいつも葵の傍にいる。
っていう証だよ。
なんかあったら絶対このネックレスが葵のこと守ってくれるから!!
大事にしてくれよ!?」


ひろは、いつものように、
私の頭を撫でてキスして
゛またね゛
そう言って無邪気に笑った。


「本当嬉しい!
大事にするよ!?一番の宝物にする!!
ネックレスあるから寂しくないよ。」

いつものように車を降りる。

ひろが言う言葉は、
すごい嬉しかった。



私は愛されてるんだ。

幸せだな。

って。




ひろがいて私がいる。


そう胸を張って言える。






はずだった。







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