心のキョリは1センチ
腕を走る痛み。


゛リストカット゛


自分の体は大切にしたかった。

でも、耐えられなかった。


次々に刻まれる傷。


日が経つにつれて深くなっていく。

1日、数十本、数百本の傷が埋め尽くす。

痛かった…。


でも、自分の心の傷と比べたら
全然痛くなんかなかった。


自傷には、人それぞれ理由はあるが、
私は死にたかったわけじゃない。


「誰か気づいて…」

って言う心の叫びだった。


唯一の助けの求めかただった。






流れてく赤い涙がリアルで…




「もう、誰も助けてはくれない。
もう、このまま崩れてくんだ。
苦しいよ。」



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