心のキョリは1センチ
「葵、
久しぶりに一緒に買い物行かない?」
次の日の朝、
お母さんは私を買い物に誘った。
服は適当。
メイクもせずにお母さんと家を出て車を走らせる。
「何か食べる!?」
「うぅん、大丈夫だよ。
なんかお腹空いてないみたい…」
むちゃくちゃな作り笑いで返した。
着いたのはよく行くショッピングセンター。
人混みが嫌いな私は、
着いてすぐに帰りたい衝動に襲われる。
いつもなら、服や雑貨を見て回るが
その日は、食品だけ買った。
「よし、帰ろうか!?」
「うん!!」
帰ろうとした時、
耳に入った歌声。
このショッピングセンターでは、毎週のように誰かが歌ったりパフォーマンスをしているが、
私は一度も足を止めることはなかった。
けど、この日は違った。
惹き付けられるように足が止まった。
「お母さん、待って!
見たい…、私、見たい!!」
これが、彼らとの出逢いでした。
久しぶりに一緒に買い物行かない?」
次の日の朝、
お母さんは私を買い物に誘った。
服は適当。
メイクもせずにお母さんと家を出て車を走らせる。
「何か食べる!?」
「うぅん、大丈夫だよ。
なんかお腹空いてないみたい…」
むちゃくちゃな作り笑いで返した。
着いたのはよく行くショッピングセンター。
人混みが嫌いな私は、
着いてすぐに帰りたい衝動に襲われる。
いつもなら、服や雑貨を見て回るが
その日は、食品だけ買った。
「よし、帰ろうか!?」
「うん!!」
帰ろうとした時、
耳に入った歌声。
このショッピングセンターでは、毎週のように誰かが歌ったりパフォーマンスをしているが、
私は一度も足を止めることはなかった。
けど、この日は違った。
惹き付けられるように足が止まった。
「お母さん、待って!
見たい…、私、見たい!!」
これが、彼らとの出逢いでした。