心のキョリは1センチ
かけ離れた現実
ケータイが光る

「誰だろう!?」


ケータイを開くと相手は昨日メールを送ったバンドのボーカルさんからだった。


メールがかえってくるなんて思っていなかった。

忙しいだろうから…


だから返信が来たときは、
バカみたいに嬉しかったんだ…


手に残る温もり。

助けてくれた相手。

私は、彼に全て話す事にした。

ずっと抱えていた事、
全て話した。


お礼が言いたくて。





本当は、直接言いたかったが、
彼らが住んでいるのは、
私の住むところから、
かなり遠いところだった。








15分後ケータイが光る。


もしかして!?

なんてケータイを開いた。
相手は木村くんだった。



《明日会わない!?

ご飯どうかな!?》



なぜかため息がこぼれた。


《いいよ(*^^*)★》



返信して、睡眠薬を口に入れて眠りについた。
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