君のとなり。




あ〜〜〜〜もうっ!!


「ほんとにいいから!あたし今狙われてんの。もしあんたといるとこ見られたらあんたの野球人生終わっちゃうから。」



滝本はしばらく黙った後いきなり笑いだした。


「それちょー嬉しい!!高島心配してくれてるって事だろ!?」


…………はい?


「別に野球人生終わったりしねーし。高島見捨てて高島が死んだほうがヤだし?あっ!これで顔隠せよ」


滝本は自分のブレザーを貸してくれた。


言い訳もできずあたしは滝本の後ろに乗った。




「…ありがとう。バカにもいいとこあるんだ」

「うっせーわ!んじゃまた明日な♪」


滝本は誰にでも優しいんだ。



ああゆう人は

あたしには眩しすぎる。






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