君のとなり。
ぬくもり
あたしは次の日学校を休んで、家に引きこもっていた。
その時健太からメールがきて、今から家に来てくれるらしい。
隼人からの今日のメールは、
『また夜来いよ、絶対だからな』
隼人は 体目当てだったのかな。
あたしを愛してくれてなかったのかな。
涙が止まらなかった。
『ピンポーン』
あ、健太だ。
窓から健太が手を振っていた。
「おじゃまします♪」
「はーい」
健太はあたしの泣き崩れた後の顔を見て、あたしを抱き締めた。
隼人みたいな強引な抱き締め方じゃなくて
優しい抱き締め方だった。