君のとなり。
空き地にはいつも通り彰と健太がいた。
「よ。…言いたいことはわかってるから」
彰……。
「あと隼人と山形はもう大丈夫。俺と彰でぼこぼこにしてやったからさ!」
健太…―――
二人ともやっぱりいい奴すぎるよ。
「たまには遊びにこいよ?いつでも待ってる」
「………ありがとう」
みんなあったかい。
ひとのぬくもりなんか感じたことなかった。
今までずっと一人だったから。
―――…あたしもがんばろう。