彼女は男の娘?!
あいつは俺たちが思っているよりも大人になってるよ。」




だから大丈夫だ




と彼が私の頭を撫でててくれた。




この感覚…懐かしい気持ちになる。




幼かった私が落ち込んで泣いているとき




よくこうやって頭を撫でてもらっていた事が




よみがえってくる。



 
「元気になったか?」




「ええ、おかげさまで。





それに少し懐かしい気持ちになりました。」






「そうか…懐かしいか…」


しまった と思ったら時すでに遅し。




彼が少し傷ついたような顔をした。




すみません、貴臣様…また思い出させてしまって





昔、私と過ごした過去を…

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