彼女は男の娘?!
「天野さんがHR遅れたのは


私が原因なんです。」



へ???先輩の声??



後ろを振り返ると先輩がいた。



「せっ先輩っ!!??」



周りがざわざわとなる。



先生だって驚いている。



だって学園のマドンナがここにいるのだから…



「朝、廊下を歩いていた時、貧血になってしまい



倒れそうになったところ、天野さんが支えてくれて、



保健室まで運んでくれたのです。」



先生、この先輩のお話は100%嘘ですよ。



「あら、そういうことだったの?


もう天野さん、ちゃんと言ってくれないと


分からないじゃない。」



信じるんだ…



「す…すいませんでした。」



さすが先輩です。助かったー



「さぁー柚優ちゃん行くわよ」




「どこにですか?」



「とぼけないでよー」
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