隣の席の君。


そんな願いは叶うことなく。

微妙な距離になった。





それでもまだ、
前に遥香。
後ろにえったん。

というのがあるだけ
嬉しかった。



それに、
そこまで遠い席
って訳じゃないし。


少しは話すこともできるかなぁ?



と、思っていた。





いや、
思ってだけなんだ。


向こうから話しかけてくれるって。
そう思ってただけ…



自分から話しかけることもできないで。

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