隣の席の君。


そしてまた1日があっという間に過ぎていった。


「はぁ…
 マジで学校つまんなすぎる~」

「もう分かったよ(笑)
 何回も聞きましたぁ!」


夏休み明けから
全然楽しいと思えないくなってきた。



前までの席では授業中だって
楽しくて、

給食も楽しくて、

何をしてても眠くなることなんてなかった。

逆に授業が始まると
目が覚めちゃっていた。



なんでかなんて分かってる。

分かってるつもりでいるよ。




だからって今また、
隣の席になったとしても

前みたいに話せるのかな?








「ばいば~い!」

「ばいばい…」



遥香の話を聞き流しているうちに
もう家に着いていた。





「もぉ…
 頭の中ごちゃごちゃだよ。」

ベッドに寝転がって、
いつの間にか寝ていた。


そういえば。
もう秋休みかぁ…
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