先輩Ⅰ


「やめてよー!」


あたしは笑いながら百合の手を払った。


「ごめんごめん。体育館行く?」


「行くか。」


あたしと百合は教室の前では見つからないようによつんばいで通り、


廊下は隠れながら歩いた。

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