先輩Ⅰ


「はあはあ。ちょっといきなり走らせないでよ。」


「ごめんごめん。」


あたしは後ろを見た。


もうあいつはいない。


「良かった。」


「もう!良かったじゃないよ!かほのこと考えるって言ったのにもう別れ道じゃん!」


「あら。」


あたしは周りを見渡した。


もう別れ道だった。


「ごめんごめん!」


「もうわけわかんない!またメールで話そ!」


「うん!バイバイ。」


「バイバイ。」


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