*秘密*
01
いつもの理科の時間、いつもの女子がいつもの調子で篠崎先生を呼ぶ。
「先生ーわかんないよぉ」
「ん?どこが分からないんですか?」
「こことねぇ~???」
「こんなのもわかんないなんて・・・あなたバカだね~」
「バカじゃないもんっ///」
「クスクス……はいはい(笑)ここはね?」
「//////」
なによ。
ほんとは分かってるくせに分からないフリしちゃって。
顔赤くして。
なによ…
篠崎先生だって分かってるくせに。
この子ほんとは頭いいって。
なにもそんなに顔近づけて教えなくたって!
「ん?」
私の視線に気付いたのか
先生がふいにこちらを見た。
「晴香どうしました?」
先生は両手で頬っぺたを挟みながらこっちに近付いてくる。
それは先生が私をからかうときによくする癖。
「晴香?」
「べっ別にどうもしませんっ・・・」
「ふぅん?じゃぁなんで僕のこと見てたんですか?」
先生は腰を下ろし、机に手をついて私を上目遣いで見ている。
「ッ・・・///」
「クスッ・・・」
私はノートに
“授業中!”
こう書いて篠崎先生を睨んだ。
すると先生はクスクス笑いながら黒板の前に戻った。
・・・さっきの女子の視線がイタイ・・・。
もうっ・・・
バレたらどうするのよっ
私たちの
“秘密”が・・・。
「先生ーわかんないよぉ」
「ん?どこが分からないんですか?」
「こことねぇ~???」
「こんなのもわかんないなんて・・・あなたバカだね~」
「バカじゃないもんっ///」
「クスクス……はいはい(笑)ここはね?」
「//////」
なによ。
ほんとは分かってるくせに分からないフリしちゃって。
顔赤くして。
なによ…
篠崎先生だって分かってるくせに。
この子ほんとは頭いいって。
なにもそんなに顔近づけて教えなくたって!
「ん?」
私の視線に気付いたのか
先生がふいにこちらを見た。
「晴香どうしました?」
先生は両手で頬っぺたを挟みながらこっちに近付いてくる。
それは先生が私をからかうときによくする癖。
「晴香?」
「べっ別にどうもしませんっ・・・」
「ふぅん?じゃぁなんで僕のこと見てたんですか?」
先生は腰を下ろし、机に手をついて私を上目遣いで見ている。
「ッ・・・///」
「クスッ・・・」
私はノートに
“授業中!”
こう書いて篠崎先生を睨んだ。
すると先生はクスクス笑いながら黒板の前に戻った。
・・・さっきの女子の視線がイタイ・・・。
もうっ・・・
バレたらどうするのよっ
私たちの
“秘密”が・・・。