運命に導かれて


とはいっても全くの素人。

羽衣にとってパーティーはもちろんのことワルツを踊るなんて想像の世界でしかないわけで


初めてだという羽衣の為にジャンとアリーがお手本を見せてくれた。


それから見よう見まねでジャンから差し出された手をギュッと握ってみた。



「羽衣様。手を繋いで出かけるわけではないのですよ?柔らかくのせてください。」



「うっ………はぁい。」





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