シャイニング・ライト
第3章 天使!?
4-天使!?

 ・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・・・・。


 ・・・う・・・・・・うぅ・・・・ん?

 -晃はハッと目を覚まし、飛び起きた。

 気がつくと、そこは病院のベットの上・・・ではなかった。冷えた夜風が晃の髪をな

びかせた。上体だけ起こした晃は、キョロキョロと周りを見渡した。ここは・・・屋上

だ・・。

 「なんで飛び降りたのに屋上の真ん中で寝てるんだ・・・・?おかしいぞ・・・・」

 屋上のちょうど中央に晃は寝かされていた。陽は完全に落ちきっていて、真っ暗の夜

空に大きく迫り来るような満月が光っていた。

 腕時計の蛍光ボタンを押して時間を確かめた。-21:10。飛び降りてから、あるいは

飛び降りたと勘違いしたのかは分からないが、あれから二時間半が過ぎている。どうな

っているんだ?それに確かに飛び降りたはずだ・・・。

 「起きたな」

 誰かの声がした。晃は周りを見渡すが、周囲には誰もいない。気のせいだろうか?そ

れにしてははっきりと聞えたのだが・・・。

「上だよ、上」

 晃は言われるまま、上を見上げると-

 

 
 
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