シャイニング・ライト
-夜も更け、12時にもなるかという頃になっても、ジャスティスはやってこなかった。
「ふわあぁ」
急に睡魔が襲ってくる。寝ようか?それとも待っていた方がいいのか?屋上での出来
事は実は白昼夢だったんじゃないかとさえ思えてくる。あれは夢だったんだろうか?
「ふわあぁぁ」また欠伸をかく。仕方ない、もう寝るかとにベッドもぐりこんだ。目
を閉じると、屋上で桜井と別れてからの事がビデオの様に再生される。・・・あれは現
実だったんだよな・・・。なんでこないんだ、ジャスティスは。ほんとに夢だったの
か?4時間ほどジャスティスを待っていたが、来る気配もなくもう寝ようかと言うときだ
った。
-コンコン。
-コンコンコン。と、窓を叩く音。
「ジャスティス!?」晃は飛び起きて、窓のカーテンを勢いよく開けた。
ガラス越しには、相変わらず宙に浮く男の姿があった・・・・・・。