シャイニング・ライト
「-来ないかと思った。ひょっとして夢だったんじゃないかって思ってたし・・・」晃は飛び起きるようにして窓を開け、言った。

 「悪かったな。天界でちょっと話が長引いてしまってな。これから話す件についてだ。天界でも初めてのケースなもんでな、皆慎重な

 んだ」と、ジャスティスはベランダの塀に腰をかけてながら言った。

 「で、僕にどういう用件なんですか?」

 「-伊藤晃。晃でいいな。お前にひとつ願いを叶えてやる」

 「は?」晃はポカンとして、「そ・・それが本題?」

 「もちろん違うさ。これは報酬だと考えてくれ」

 「報酬・・・?」

 「そう報酬。何でも好きな願いを叶えてやろうと、天界会議で決まった。これから言う仕事を無事成功させてくれたらの話だがね。

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