シャイニング・ライト
 「そう言われると・・・そんな気もするな」

 「だろう?」ジャスティスがフッと笑う。
 
 「化け物みたいな悪魔は一体何処にいるんだ?やっぱり僕の想像してるような恐ろしい姿をしてるんでしょうか?」と、晃はおどおど

 しながら尋ねる。

 「悪魔の姿は晃が想像しているものより数倍恐ろしい化け物だ。奴らは食う事しか考えてない化け物だよ。だが、今の外見は普通の人

 間の姿だ。それはなぜか?奴ら悪魔は人間の身体を乗っ取る事が出来るため、人間になり済ましてるからさ」

 「乗っ取っている!?一体どうやって?」

 「簡単な事だ。身体を吸い込ませるだけで人間は身体を乗っ取られちまう。誰にでも寄生してしまうから、寄生する人物を特定する事

 が非常に難しく困難だ。正直なところ悪魔に取り付かれた人間を特定することは出来ない。誰に取り付いているのか、まったく分から

 ない。ただ-」

 「ただ?」

 「悪魔5匹、晃の通う高校にいるんだ!!」

 「なっ・・・なんだって!?」

< 30 / 39 >

この作品をシェア

pagetop