シャイニング・ライト
 それが、ジャスティスが話した悪魔の情報だ。これからこの悪魔を倒さねばならなくなるなど、夢にも思わなかった。

 天界のほうでも手助けはしてくれるらしく、支給してくれた武器のほかに、盗撮、盗聴兼用の機械―と言っても、ただの豆粒ほどの四角いものだ。とてもこれで、監視カメラのような働きが出来るとは思えなかったが、天界のほうでは、技術力も人間界の常識では考えられないほど進化しているのだろう。

 とりあえずできる事と言えば、これを各教室やいたるところに設置する事が仕事になりそうだった。

 夜は三時半のを回り、晃も疲れてきた。ジャスティスの話もほぼ終えたところで、

 彼は帰っていった。

 晃は、ジャスティスが消えてしまっていく光景に魅入っていたが、急激な眠気に身を

 委ねると、いつの間にか眠ってしまった。

 今日あった出来事が夢であったかのように…。
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