heart to heart +love☆
火がついたように泣き叫ぶ空。
十数段ある階段を真っ逆さまに落ちたのだ。
「……!!!」
慌てて抱き起こすけど、どうしていいかわからない。
律はまだ仕事中だろう。
だけど、躊躇する余裕もなかった。
祈るようにケータイを握りしめる。
「もしもし?」
律の声が聞こえたと同時に不安が溢れ出す。
「落ちちゃった!」
「え?なにが?」
「空ちゃんがっ…階段、一気に…っ!!」
頭が真っ白で、全然説明できなくて、私も泣きそう。
「空、どこかケガしてる?」
「わかんないっ!」
「頭打った?」
「たぶん…」
「でも、ちゃんと泣いてるよね?だったら大丈夫だから、落ち着いて病院に連れておいで」
「律…っ!帰ってきて…!」
涙がこぼれた、そのとき。
「柚希!お前がしっかりしないでどうすんだよ!?」
十数段ある階段を真っ逆さまに落ちたのだ。
「……!!!」
慌てて抱き起こすけど、どうしていいかわからない。
律はまだ仕事中だろう。
だけど、躊躇する余裕もなかった。
祈るようにケータイを握りしめる。
「もしもし?」
律の声が聞こえたと同時に不安が溢れ出す。
「落ちちゃった!」
「え?なにが?」
「空ちゃんがっ…階段、一気に…っ!!」
頭が真っ白で、全然説明できなくて、私も泣きそう。
「空、どこかケガしてる?」
「わかんないっ!」
「頭打った?」
「たぶん…」
「でも、ちゃんと泣いてるよね?だったら大丈夫だから、落ち着いて病院に連れておいで」
「律…っ!帰ってきて…!」
涙がこぼれた、そのとき。
「柚希!お前がしっかりしないでどうすんだよ!?」