heart to heart +love☆
少し先を歩く律が、空を肩車したまま振り向く。
「柚希」
左手を差し出して待っている。
少しだけ小走りで追い付くと、私の右手が収まった。
「…怒ってごめんな」
「え?あ、ううん」
電話越しで律に怒鳴られたのは初めてだ。
あの一喝がなきゃ、冷静になれなかった。
「すぐに仕事抜け出して帰ってやれなくてゴメン。柚希も、空も、一番大事なのに」
「…ありがとう」
「一人で不安だったろ?帰ったらたくさんご褒美あげるからね」
「へ?」
ニヤリとしたのは気のせいだろうか?
「柚希」
左手を差し出して待っている。
少しだけ小走りで追い付くと、私の右手が収まった。
「…怒ってごめんな」
「え?あ、ううん」
電話越しで律に怒鳴られたのは初めてだ。
あの一喝がなきゃ、冷静になれなかった。
「すぐに仕事抜け出して帰ってやれなくてゴメン。柚希も、空も、一番大事なのに」
「…ありがとう」
「一人で不安だったろ?帰ったらたくさんご褒美あげるからね」
「へ?」
ニヤリとしたのは気のせいだろうか?