真実を嘘だと言い聞かせた僕ら。


中身にとても興味が湧いてしまった私。勝手に見るのは悪いと思うけど…。ぐっすり寝てるみたいだし…


寝ている晴馬に背をむけ、アルバムの表紙をめくった。






「か、かわいい…!チビ晴馬だぁ…!」

写真に映っていたのは、幼い晴馬。下に、『可愛い長男:晴馬』と書いてあった。

ご両親の字だろう。
愛されていたんだな、と何だか微笑ましかった。


が、パラパラめくっても写真は晴馬ばっか。親と一緒に映っている写真は無いのだろうか。

疑問を抱きながらパラ…と最後のページをめくった。


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