旦那様はドクター

「奏ちゃん?大丈夫?」

大翔先生の質問に答える余裕がなかった私は、


ゴホゴホッ…
ゴホゴホッ…

ゼェゼェ…


「もしかして、喘息?俺わからないから、彼方呼んでくるね。」


私は大翔先生を必死に止めた。


苦しい。
本当は今すぐ彼方の元に行きたい。


わかってくれたのか、大翔先生は呼びに行くのを止めて、私の手首で脈をとっている…。


ゴホゴホッ…

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