いけめんハーレム
 
「じゃぁ、あのときあんまりお見舞い来てくれなかったのって・・・」


「まぁ・・・、あんときは圭に熱が下がるまでいかせねぇって・・・とめられて・・・」


か、かわいいな・・・!
わが弟ながらモテるのがわかる気がする!


まだつんつんしながらも顔をほんのり赤くめたままの礼央と
あたしがつくったオムライスを食べながら昔を思い出していた。


次の日、
またしても鏡を独占中の礼央に舌打ちをしながら
しぶしぶ髪を下ろすことにきめた。


あぁ!今日は時間がない!!

朝ごはんすら食べる暇がなく、
泣く泣く礼央に引きずられながら家を出た。


すると、家の目の前に
真っ白な外車。

あたしはドコのお嬢様だよ。


てゆーかいやな予感・・・
いきなり窓が開いて、すばらしくかわいい笑顔をあたしに披露した。


「おはゆん♪」

ゾワワ・・・


「晴・・・やめて朝からそんなキャラ」


「うるせーよ!ったく早くのれよちび」


「ふはは・・・ちび・・・」


後ろから笑い声が聞こえて、
振り返り思いっきり足を踏みつけた。


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