恋人は…最強ヤンキー

高嗣と彌嘉


「なんで…いるの」

こんなやせ細った体で

会いたくなかった。

どうしてここに…

高嗣がいるの??

「いろいろ…あったんだよ」

そして高嗣があたしの横まで来て




「変わっちまったな…。」



そう一言つぶやいた。

そりゃ言われてもしょうがない。

もともと細めだった体なのに

食欲がないせいで

何口にしていなかったあたしの体は

もう限界まで来てた。

でもそれ以上にあたしが気にしているのは

高嗣の事。

目の下にクマがあって、

全体的に痩せてて、

作ったような笑顔しかない。

今あたしの目の前に居る人が

高嗣だと思いたくない。
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