恋人は…最強ヤンキー
「なんでお前にそんなこと
言われなきゃなんねぇんだよ」
って高嗣のものすごく低い声が
病室に響いた。
「だって…。
そこまで高嗣が痩せたのも
本当に笑わなくなったのも
目の下にクマはってるのも…。
全部あたしのせいなんでしょ??
あたしがいるから
どんどん高嗣が気づ付いて行くんでしょ??」
この言葉に高嗣は
言い返してこなかった。
「高嗣に甘えすぎたんだよ。あたし」
「え??」
「もう、あたしは高嗣のそばにいちゃ…
いけないんだよ。きっと」
この言葉で高嗣は
顔色を変えた。
「どういう意味…??」
「もう…あたしといてそんなにつらそうな顔するなら
あたしが隣に居るのやめる」
「何…言ってんの」
「あたし…
高嗣が前見たいに戻れるなら
なんでもするよ??」
こう言ってあたしが微笑みかけた時…。