恋人は…最強ヤンキー
カンケイ
夏も終わり
冬も近づいてる。
もうこの寒さで
カーディガンが手放せない。
「あぅ~…彌嘉ぁ…寒い」
「寒いのは…
皆一緒だと思うけど」
架璃拿の言ったことに対し
冷静に答えを返すあたし。
「彌嘉つめたぁ…。
寒さのせいでいつも以上に
つめたいよね‼‼」
架璃拿は何気に
あたしに対して
文句を言ってると思う。
高3になって架璃拿と居る時間は
増えたほう。
友達も結構増えた。
でも高嗣との距離は
少しずつ離れていく。
それでも高嗣から
別れを切り出されない限り
あたしは彼女でいるって決めたから。
このままで…
もうちょっと頑張ってみる。