恋人は…最強ヤンキー
「何なのよ??」
「どうしたらいいかなぁ??」
なんでそれをあたしに聞く??
あたしに聞いてどうなんのよ…
「自分で決めなよ」
「ええ…なんで??」
「しょせん男なんて……
浮気する生き物なんだし。自分の信じ切れる相手じゃないと損するよ??」
架璃拿が苦しむ顔は
見たくないし。
自分と同じような経験
してほしくないから……。
「……わかった‼‼返事しないことにする」
「は??」
「だって誰かわかんないし‼‼怪しすぎるよ」
ま、
相手がわかんないじゃ返事のしようもないと思うけど。
そして…
架璃拿はもらった手紙を引き裂いてゴミ箱に
放り込んだ。
可愛い顔して
やることは雑すぎる…。
「彌嘉は…どうなの??」
「作る気ないから」
「なんで??」
「あたしは、大事なやつ守れないなら
彼氏作る権利ないからね」
華季禰組総長として
あたしは今のままじゃダメなんだ…。