恋人は…最強ヤンキー

「教育だ…。教育。

こいつには勉強が足りない」

「彌嘉を馬鹿にしないでちょうだい。」

いつも弱気なお母さんが

今回ばかりは

強気みたい…。

「何なんだ??皆して。

彌嘉彌嘉って。

そんなにこいつが

大事なのか」

そう言って

父親はあたしを見る。

「何を言ってるの‼‼

この子はあたしが産んだのよ!?

会社よりも…

この子の方が大切だわ」

そう言って父親を

睨みつけた。

「おまえも…

社長としての自覚が足りないんじゃないのか??」

父親は

お母さんを見下したように

鼻で笑った。
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