恋人は…最強ヤンキー

「……っつぅ…」

痛すぎる…。

あの時の傷は

心の中にしまい込んだはずなのに。

こういう時に痛み始める。


とにかくあたしは早歩きで家に帰って

鏡に背を向けて

背中を見る。


「変わってない…か」

すこしは傷薄くなってると思ったケド。

なんか悪くなってる……


「くっそっ……」

自分が弱すぎて…やだ…。

こんなことで心が揺れるなんて。

だっさっ……


しんどいっ……

とにかく寝よう…


でも、

ベッドに横になって眠っても

夢の中でも

悪夢に襲われるだけだった…。


架璃拿……

高嗣……

助けて??
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