恋人は…最強ヤンキー
その日の夜
高嗣のお父さんから連絡が入った
『急だけど・・・そろそろ瀬伊摩を
食い止めてほしい』
って。
『行ってくれるなら高嗣には言わないでおく』
って言う条件だったから
あたしは覚悟を決めて
行くことにした。
呼べるだけの仲間は呼んだ。
正直言って怖い。
もしかしたら組員もヤバくなるかもしれないし
最悪の場合
あたしの命もなくなるかもしれない。
そして高嗣に気付かれれば
高嗣が来る可能性もある。
頼むから…
高嗣にはばれないで…。
その日は
あの時の夜の様に
悪夢に襲われて眠っていた。