恋人は…最強ヤンキー

そしてあたしたちは

バイクの大行列を街中に作っていた。

あたしらを見れば

どの車も道を開ける。

でも今日の雰囲気は

いつもと違う…。

本気なんだ、あたしらは。

緊張感漂った中…

瀬伊摩組の倉庫についた。

「ここ…か」

そうとうでかいな…。

でもっ…

行くしかない‼‼

「瀬伊摩ぁ―――!!」

あたしは大声で叫んで

近くにあったパイプでドアを蹴っ飛ばした。

「…来たか。華季禰…」

「めんどくせぇ事してんじゃねぇよ…」

「何のことだ???」

わかってるくせに…

結局あたしが動くのを

分かってたんだろ!?

「あの2人…狙ってたんだろ!?」

「ああ…よくわかったな。

ホントあの2人の防御が硬すぎる」

硬くしなきゃ…

あの2人がやられるから…。

「ふざけんなよ‼‼」
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