恋人は…最強ヤンキー
「ここ……か??」
「あぁ…。しっかし、すっげぇとこだな」
ボロ……
姿だけ、強く見せようってか??
ボロすぎて、そんなんに見えねぇゎ。
「のり込むぞ、高嗣」
「あぁ。そうだな」
そしてあたしは
目の前にあった鉄パイプでサビきったドアを
ぶち破った。
「やっと来たな…華季禰組。」
「てめぇ…。何たくらんでんだよ」
「お前らを倒そうと思って…な」
は??
無理にきまってんだろ、クソ野郎
「馬鹿にしてんじゃねぇぞ!!裏のついてるやつら出せよ!」
高嗣が大声で叫ぶ
「気づいてんだよ、お前らの作戦なんて。
裏に……。鶯龍組つけてんだろ??」
高嗣と墨田組が目を見開いてあたしを見る。
「昔言ってたよなぁ。いつか華季禰を倒す、
そして……。
高嗣をぶっ殺すってな‼‼」
あたしの1言で場の空気が凍る。
「高嗣は、殺させねぇよ!!
だから今…あたしが1人であんたらと闘ってやるよ!!」
「彌嘉!?」