恋人は…最強ヤンキー
あたしが瀬伊摩のところに着いた時…
「総長‼‼やめてください‼‼」
「俺らが…身代わりでもいいじゃないっすか‼‼」
って声が聞こえたけど。
「今回の闘いはあんたらの体が最優先だ。
あたしの体なんて
これっぽっちなんだよ。
だから…お前らを身代わりになんてできねぇよ‼‼」
もう…
いいんだ。
あたしの人生はあたしのもの。
将来障害が残ったりするかもしんねぇケド。
たぶん今も
そして
未来を想像してみても
悔しがってる自分はいないだろう。
「瀬伊摩……」
「なんだ」
「本当にこいつらだけは助けてやってくれよ??
あたしがいつでも身代わりになっからさ。
こいつらの命だけは奪わないでやってくれ」
「わかってるよ。それぐらい。
お前がどんだけこの仲間を大切に思ってるかぐらい
過去にこういう経験してる俺ぐらいしかわかんねぇだろうな」
ありがとう。
そして…
高嗣。
架璃拿。
ごめんな