恋人は…最強ヤンキー

「彌嘉は!?あたしらがここにいるってことは

彌嘉がっ……」

確かに。

気づくのおせぇケド。

あっちの方で喧嘩の声が聞こえるのは…

「彌嘉いるんだろ!?

そっちにつれてけよ‼‼」

「ちょっと予定が早まったけど

俺らの組員皆やられたみてぇだし

もういいか」

といった瞬間。

思いっきりロープで体を縛られて

向かった先には

彌嘉と瀬伊摩の総長がにらみ合ってるところ。

「高嗣!?架璃拿!?」

彌嘉も目を見開いて

俺らを見てる。

「あたしが動けば2人を助けてやるって

言ったじゃねぇか‼‼」

どういうことだよっ…

「そんなんただの口実だ」

って瀬伊摩が言った時

彌嘉が顔をゆがめた。

「彌嘉‼‼俺の事は良いから‼‼

倒せよ‼‼瀬伊摩を‼‼」

そう叫んでも

彌嘉は動かない。

そして何かを決心したように…

< 50 / 159 >

この作品をシェア

pagetop