恋人は…最強ヤンキー
「彌嘉は!?あたしらがここにいるってことは
彌嘉がっ……」
確かに。
気づくのおせぇケド。
あっちの方で喧嘩の声が聞こえるのは…
「彌嘉いるんだろ!?
そっちにつれてけよ‼‼」
「ちょっと予定が早まったけど
俺らの組員皆やられたみてぇだし
もういいか」
といった瞬間。
思いっきりロープで体を縛られて
向かった先には
彌嘉と瀬伊摩の総長がにらみ合ってるところ。
「高嗣!?架璃拿!?」
彌嘉も目を見開いて
俺らを見てる。
「あたしが動けば2人を助けてやるって
言ったじゃねぇか‼‼」
どういうことだよっ…
「そんなんただの口実だ」
って瀬伊摩が言った時
彌嘉が顔をゆがめた。
「彌嘉‼‼俺の事は良いから‼‼
倒せよ‼‼瀬伊摩を‼‼」
そう叫んでも
彌嘉は動かない。
そして何かを決心したように…