恋人は…最強ヤンキー
彌嘉が今までに見たことないぐらい
辛そうで
苦しそうな顔で
俺らに言った。
「最後じゃない。
まだあんたらは置いていかないから。
最後の1つ手前っていうの??
だから…安心して」
まるで怖さを隠しているかのように
俺らに微笑みかけた。
「安心できるわけねぇだろ‼‼
なんでお前なんだよ‼‼」
俺はっ…
お前の傷つく姿をみたくない。
傷ついた体で
俺らを守らなくていい。
「大丈夫だから。
次会うのは…病院かなぁ…」
なんでそんなっ…
自ら命を手放そうとすんだよ。
そして彌嘉は
瀬伊摩のもとへ戻っていく。
架璃拿は
声も出せないぐらい
目から滝のように涙があふれてる。
瀬伊摩のところへ行った時
彌嘉が
「あの2人を解放してやってくれ」
って言うから。
俺らは手だけ縄で縛られ
あとは解放された。