恋人は…最強ヤンキー

あたしには

彌嘉しかいないのに。

「早くっ……起きてっ…」

「架璃拿??」

声のした…

後ろを見ると

「高嗣君…」

やばっ…

泣いてるの見られたっ

「どした??」

「何も…ないよ??」

高嗣君も泣いたんだ・・。

目…腫れてる。

「高嗣君…さ」

「何??」

「彌嘉の事好きなんでしょ??」

「は!?」

あ…当たったんだ。

だっていつも彌嘉を見る目が違うもんね??

今もそうだけど

「あたしも彌嘉好きだよ」

「友達としてだろ??」

「ううん。親友としてだよ」

「……」

友達って言うちっぽけなもんじゃない。

親友だから…
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