恋人は…最強ヤンキー
「俺は…本気で
彌嘉の事好きだよ」
「わかるよ…それぐらい」
「なんで今回…こんなことにっ…
なんで彌嘉なんだろうな…」
高嗣君の
鼻をすする音が聞こえる。
ほら…
彌嘉。
今の聞いた??
あの高嗣君が…
泣きながら告白したよ??
早く起きないと
かっこいい高嗣君
他の子にとられちゃうよ。
あたしは
彌嘉の温かい手を握った。
そうしたら
彌嘉の手が…
あたしの手を握り返した。
「み…か…??」
あたしの声かけに答えるように
さっきより力強く
あたしの手を握った。
「彌嘉!?…彌嘉!?」
「どうした!?架璃拿。」
「いま…彌嘉が…
あたしの手握ったの‼‼」