恋人は…最強ヤンキー
「医者呼んでくる‼‼」
高嗣君は
急いで病室から出て行った。
「彌嘉??わかる??架璃拿だよ」
「……ん」
とても小さい声で
かすれた声で
あたしの問いかけに答える。
「華季禰さん‼‼」
医者も奇跡が起こったかのように
驚きを隠せないみたい。
「やっと…起きましたね。本当に長かった…。」
「彌嘉!?大丈夫か!?」
「た……か…し??」
高嗣君の目からも
大量の涙が流れる。
「ありがとうございました。」
「まだ意識がはっきりしてない。
またはっきりしたら呼んでください」
「はい」
目覚めたんだ…
彌嘉が。
「彌嘉ぁっ…お帰りっ」
「……ん」
「待ってたぞ??彌嘉」
「……ん」
おかえりっ
彌嘉‼‼