恋人は…最強ヤンキー
高嗣
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男子には勉強教えてるだけだから
心配しないで。
放課後は好きなことさせてあげるから。
From 彌嘉
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送信…っと。
「ごめん、あたしちょっと外の空気吸いたいからさ。
皆自分の席戻ってよ」
「「「……はいっ」」」
ちょっと笑顔で言っただけなのに
なんであんな顔赤くすんの??
よくわかんない
男子って。
そしてあたしはトイレへ。
化粧直さないと…さ。
軽く化粧を直して
教室に戻ると
あたしの席に
高嗣がいた。
生まれつきアヒル口なのに
もっと口を
尖がらせて。
「高嗣??あんたアヒルにでもなりたいの??」
「はぁ??生まれつきなんだよ‼‼
気にしてんだから言うんじゃねぇ‼‼」
何よ。
なんかいつもよりキレてるし。
あたし何かしたっけ??
「メール、見てないの??」
「は??」