恋人は…最強ヤンキー
「ってぇ……」
この一撃であたしはマジになった。
「こんのっ……クソ野郎!!」
鉄パイプを投げ捨て
目の前にいる悪魔に襲いかかる。
そして頭のイカれてるあいつを
思いっきりぶん殴る。
「やっと……本気出したな」
「なんでもぶん殴ってやるよ!!」
そしてあたしは鶯龍霧夜…じゃなくて
あたしの後頭部殴ったやつに
馬乗りして殴り続けた。
気づけば、血だらけで。
周りを見ればあたしと組員と
あたしを殴ったやつしかいなかった。
「……ッチ」
「彌嘉!?お前っ……」
「心配しないで。大丈夫だから」
そう言ってあたしはバイクにまたがって
架璃拿に
「病院行くから付きあって」
って、1言言ってバイクを走らせた。