恋人は…最強ヤンキー
高嗣side


誕生日から1週間。

彌嘉は学校にも来ないし

電話も

メールも無視するし

家にはいれてもらえないし。

とにかく彌嘉に会えないまま

一週間が経ってしまった。

「連絡…ついた??」

「あ??まだ…全然」

架璃拿も毎日のように電話してるのに

なんで無視すんだ??

誕生日の日に

彌嘉に電話したときも

出てもらえなかった。


たぶんその時から

彌嘉はおかしくなってたんだよな。

「今日…家行ってみるか??」

「入れてもらえるの??」

「わかんねぇけど。

彌嘉の状態ぐらい話してくれるだろ」

そう言って

俺と架璃拿は2人で彌嘉の家に向かった。

そしてインターホンを押すと

「はい。華季禰です」

と言う聞きなれた三浦さんの声がした。
< 78 / 159 >

この作品をシェア

pagetop