恋人は…最強ヤンキー

「もう…医者呼んできていいんじゃない??」

「そうですね。呼んできます」

そう言って三浦は小走りで

医者を呼びに行った。

「高嗣……会いたいよ……」

部屋にある花の中から

いつも高嗣がつけてる柑橘系の香水のにおいがして…。

無性に高嗣に会いたくなった。

だけど今この状態で

高嗣に会ったら…。

もしかしたら…。

高嗣があたしから離れていくかもしれない。

そう思ったら辛くて。

会いたいって気持ちを

頑張って抑えた。

「華季禰さん。それではこれから毎日点滴と薬を服用してもらいますが。一部の薬に副作用が含まれてて…。

多少体調が悪くなることもありますが大丈夫ですか??」

「はい。大丈夫です」

きっと辛いだろうけど

1日でも早く学校に行って

2人に元気な姿見せてあげないとだから。

あたし…

頑張るよ??

だから…

応援しててね??
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