恋人は…最強ヤンキー

「彌嘉!?」

そう言って現れたのは

「お母さん……」

あたしの辛そうな顔に気付いて

「今日は私が看病するから…。

仕事は部下に任せてきたわ。大丈夫よ」

そう言ってあたしの背中をさする。

お母さんの温かい手が

あたしを安心させる。

「副作用かしらね??

久しぶりに会った娘が…こんな姿なんて。

私も母親失格ね…」

そう言って

お母さんも

もうちょっと頻繁に家に帰るべきだったって

涙を流してた。

「大丈夫だから…。あたしは。

お母さんがいるだけであたしは安心できるから」

そう言って

頭痛に襲われながら

あたしは眠った。



目を覚ましたのは夕方で。

もう頭の痛みも治まり始めていた。

お母さんと三浦は

ずっとあたしのそばに居てくれたみたいで…


三浦はソファーで。

お母さんは椅子のところで

眠っている。
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