恋人は…最強ヤンキー

「あたしの方こそごめん。

迷惑掛けちゃいけないって思って

1人で抱え込んでたのが間違いだった。

今回すごい事になっちゃって

自分が抱えてた物の重さが

本当にわかった。

辛かったんだってやっと気づいたの」


自分と向き合わなきゃいけないのに

弱音を吐くのが嫌で

自分自身と

真正面から向き合うのを

拒んでいた。

だけど今回みたいになって

自分と

そして

周りで支えてくれる皆と

向き合っていこうって思った。


「明日からは家に戻るから…。

もしだったら遊びに来て??」

『うん‼‼

絶対行くから‼‼

学校サボってでも行くから‼‼』

学校サボられるのは困るけど…。

『あたしね??

彌嘉に甘えなくても1人でなんでも少しずつ出来るようになりたくて…。

今勉強頑張ってるの‼‼

この前の単元テストね??

学年で20番に入れたんだよ‼‼』

そう言って嬉しそうに話す架璃拿。
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