維新なんてクソ食らえ後始末が大変でしょ、手代木の巻き
手代木はその声に聞き覚えがあった。


振り返ると、相手も彼の方を見た。


酔っ払いはうつろな目で手代木を見た。


「く、組頭?」



「か、影山か?」


「やっぱり、組頭じゃないですか。

お久しぶりでした。
どうしたんですかぁ」


そう言い終わると、酔いつぶれてその場に寝してしまった。
< 13 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop