維新なんてクソ食らえ後始末が大変でしょ、手代木の巻き
車が止まった。


「どうした」


手代木の車の周りには数人の浪人が囲んでいた。


車夫も刀を握っていた。


「死ねー」


浪人の一人が手代木に襲いかかって来た。


手代木は刀を抜いて一太刀で腹に一撃を与えた。


浪人は倒れた。


後の浪人達は一瞬ひるんだ。


手代木はその隙を逃さず、浪人達の間をすり抜けるとみね打ちにした。
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